2016年12月03日

思いやる心

大分県の宗像市で数十年間
電気関係の自営業をしていた弟
ず~と一人で仕事をしていたところへ
東京から大分に帰省した人が
入社し二人でするようになったころ
弟から電話


「姉ちゃん、俺、病気になったけん
看病にきてくれんや
姉ちゃんしかおらんけん」


取りあえず3、4日分の着替えを用意し
息子と大分のアパートへ向かいました



仕事中に左鎖骨を2カ所骨折し
痛み止めを飲んで寝ていた弟

次の日、大分県立大学病院へ検査の結果を聞きに行き
レントゲンを見せてもらうと骨にも転移し
末期の肺がん
余命2、3週間・・・


弟のかわりに仕事を引き継いだ
同僚の人は毎日病院へきてくれて
弟が亡くなったあと
丹精込めたお米を仏壇にあげてくださいと
毎年お米が送られてきます。



思いやる心





あれから5年になるのに
自分たちの生活で精いっぱいで人のことを
考えるほど余裕はないはずなのに

ずっとずっと忘れず
今年もお米が届きました。



Posted by RYU セレクト at 22:41│Comments(4)
この記事へのコメント
辛かったですね かける言葉もありません
毎年忘れずに送って下さるのは、弟さんの人望の厚さ
精一杯頑張ってこられた証だと思います。
Posted by りんごちゃん at 2016年12月03日 23:19
私 明日から弟大事にする!
Posted by あひるちゃん at 2016年12月03日 23:41
お米を、送って弟さんを偲ぶ気持ちにじ~んときます
美味しいお米を、味わってらっしゃることでしょう

弟さんもお母様も、RYUさんのこと見守ってくれていますね
Posted by よっちゃんよっちゃん at 2016年12月04日 10:54
りんごちゃん
本当に忘れずお米を送ってくださる
その気持ちがうれしく暖かくなりました(*´▽`*)

あひるちゃん
「姉ちゃん」と言ってくれるとき人がいなくなって
寂しいです。・゚・(ノД`)・゚・。
弟さん大事にしてくださいね

よっちゃん
弟を思って送ってもらうお米は
とっても美味しいですヾ(*´∀`*)ノ
亡くなった人の分まで一生懸命いきないとだめですね
Posted by RYU セレクトRYU セレクト at 2016年12月05日 23:10
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